2009/12/21

You are currently browsing the daily archive for 2009/12/21.

[開催趣旨]昨年、横浜で3回目の「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」が開催されました。私たちはこの全国大会を環境と交通に取り組む市民・市民団体のネットワークを強め、活動を大きく前進させる機会ととらえました。「横浜にLRTを走らせる会」、「横浜カーフリーデー実行委員会」、「横浜の公共交通活性化をめざす会」の有志で立ち上げた運営委員会は、大会のテーマとして「移動する権利」「環境負荷の低い交通」を掲げ、この2つのテーマに取り組む団体への参加を積極的に呼びかけました。

大会の成果もあり、また、関係団体のネットワークも強まりました。本年、第4回の「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」が12月に開催されるのを機会に、横浜では、このネットワークをさらに発展させるため、横浜でのこの1年のさまざまな活動を共有し、今後、横浜で人と環境にやさしい交通の実現をめざす活動を大きく前進させるにはどのようにしたらよいかについて議論し、それぞれの今後の活動に活かしていくための「集い」を開催することにいたしました。

[開催日時・場所]2009年12月6日(日)13時30分-16時45分 開港記念会館 9号室

[スケジュール]

挨拶・開催趣旨説明

第4回全国大会の報告

Kiromizu

黒水氏のプレゼン風景

参加団体からの活動報告

「横浜の都市交通について」横浜市都市整備局都市交通課長 黒水 公博氏

「横浜における福祉と交通」特非)かながわ福祉移動サービスネットワーク理事長 清水 弘子氏

ディスカッション

<毎日新聞に掲載されました>

記事内容/ 集い:人、環境にやさしい交通実現めざそう 40人が参加−−横浜 /神奈川
12月7日11時0分配信?毎日新聞 移動困難者と二酸化炭素排出量を減らす新しい交通を考える。

「人と環境にやさしい交通の実現をめざす集い」が6日、横浜市中区の同市開港記念会館で開かれた。約40人が参加し、福祉移動サービスやコミュニティーバスの充実の必要性が話し合われた。横浜市都市交通課、黒水公博課長が昨年実施された交通実態調査に基づき現状を説明。70歳代の自動車利用率が22・4%、80歳以上が21・8%と、98年比で5〜6ポイント増えているといい、黒水課長は「高齢者の公共交通機関利用を増やすよう考えなければならない」と強調した。
またNPO法人「かながわ福祉移動サービスネットワーク」の清水弘子理事長が高齢者や身体障害者ら向け外出支援サービスの課題を説明。障害児を抱える親にとって通学の負担が大きいといい、清水理事長は「通学に使う福祉サービスには、障害者自立支援法が適用されない。親に頼らず通学できる環境づくりが必要」と訴えた。
ディスカッションでは、横浜市営バスの不採算路線廃止で生じる「交通空白地帯」を埋めるコミュニティーバスのあり方について、「続けていくには『私たちのバス』という
意識が必要」などの意見が出された。【池田知広、写真も】

>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091207-00000011-mailo-l14

<レポート/記録・鏑木さん>

1)挨拶・開催趣旨
司会から開催趣旨を述べた。
「横浜の環境や交通、福祉に取り組む団体がいくつもあり、それぞれ行動しているが、横浜という地域としていま何が大 きな課題で、市民・市民団体として何をやらなくてはならないか、また、何を行政に要請しなくてはならないかといった 議論が足りていないと思っている。今回はそれをぜひやりたいと思い、開催した。」

2)第4回全国大会の報告
特になし

3)参加団体からの活動報告
横浜カーフリーデー実行委員会、横浜にLRTを走らせる会、横浜の公共交通活性化をめざす会の報告のあと、市バス 連絡会の鈴木さんから報告があった。2007年4月、市営バスは全路線の3分の1、58路線を廃止との方向が出た。
そのとき市民団体との協議などの結 果、32路線が暫定的に残った、その内訳は、税金を投入して当面残す「生活交通維持路線」19と2年後の廃止を前提 に残す13路線であった。2009年3月、13路線は廃止はされなかったが減便になった。生活交通維持路線は来年3 月見直しの予定だが、市バス連絡会は廃止も減便もないよう申し入れてきたが、11月30日、廃止も減便もないことが 明らかになった。このような活動を続けていきたい。

4)横浜市の都市交通について
横浜の都市交通の現状は、パーソントリップの速報データから見ても鉄道の分担率が高く公共交通の利用割合は高い。前回の調査から比較すると若い世代の車利用が大きく減少しており、車離れの傾向が発生していると思われるが、一方、高齢者の車利用の分担率は増えている。分析はこれからであるが、ディサービス利用なども含まれると考えられるので、今後は福祉系の交通と今までの公共交通の分担を考えていく必要がある。
コミュニティ・サイクル・システムは都市内の回遊性向上に効果的であり、積極的に検討を進めて行きたいが、バスから自転車への交通転換が発生し、バスの路線維持に悪影響を与えるようでは問題なので、考えながら進めていきたい。

5)横浜における福祉と交通

清水氏のプレゼン風景

清水氏のプレゼン風景

高齢・障害を持っているなどの理由で外出するのに支援が必要な人は多いが、まだ制度面の手当は十分でない。
福祉移動サービスについては、道路運送法に位置付けられるようになり(2003年ガイドライン、2006年法改正)登録のための資格要件が満たせないという理由などから地域のボランティア送迎はそのほとんどが活動をやめた。港北区では町内会レベルでマイカーを活用した移動サービスを提供する団体が10以上あったが、今やひとつしかふたつしか残っていない。市民のたすけあいは急激に衰退した。
特別支援学校などで通学に使う福祉サービスには、障害者自立支援法が適用されない。通学は親の責務である、という思いこみからそろそ ろ脱却しなければならない。
コミバスは実現が難しいが、「福祉」という要素を加えて検討すべき。高齢者にとっても生活する地域を走るコミバスは利用しやすい。地域の交通を住民自身が考えるコミバス作りは地域つくりそのものである。

6)ディスカッション
・地域の生活圏の移動(ヨコ移動)が重要である
・区レベルの地域ぐるみ議論が必要である。(自分たちの問題として話し合う)
・地域ごとの「地域公共交通会議」に参加経験がある人が今日の出席者でひとりのみ。
・Eバスは成功したが、特殊解である。特殊解を一般解にしてはいけない。
・交通手段がないことが、学校にいけない理由になっていることもある。手をあてないと。
・人が生きるには「交通」が必要、移動の権利を交通基本法で保障することは大事だ。
・「見えるとこるから始める」ことは重要だが、見えないくて大事なところもある。
・「仲間が見てきたこと」を共有することも大切、それもあまり私たちはできていない。
・視覚弱者は多くいるのに対応ができていない、仲間を募って取り組んでいきたい。

7)アクション
区、もしくは地域ごとに、行政・市民・事業者が一堂に介し、地域の「自分たちの交通」をどうするか議論する場を市民と協働で開催するよう市に提言する。(既存の地域公共交通会議でも可) このことについて、今日の参加団体が会に持ち帰り、この提言に団体として名前を連ねるかどうか検討いただく。

人と環境にやさしい交通を目指す集い in 横浜 当日資料1

人と環境にやさしい交通を目指す集い in 横浜 当日資料2

人と環境にやさしい交通を目指す集い in 横浜 当日資料3

人と環境にやさしい交通を目指す集い in 横浜 当日資料4

Tags: